JA八丈島第4回通常総代会
令和7年6月27日、昨年同様JA2階会議室で、総代においては書面での出席を前提とし、来賓の方々を招いて第4回通常総代会が開催されました。
議長には末吉地区総代の沖山至氏が選出され、上程された5議案すべてが原案通りに可決承認されました。
議長には末吉地区総代の沖山至氏が選出され、上程された5議案すべてが原案通りに可決承認されました。


第4回通常総代会提出議案
第1号議案 | 令和6年度事業報告、第4期貸借対照表、損益計算書、注記表及び第4期剰余金処分案の承認について |
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第2号議案 | 令和7年度事業計画の設定について |
第3号議案 | 定款の一部変更について |
第4号議案 | 定款附属書総代選挙規程の一部変更について |
第5号議案 | 令和7年度理事および監事の報酬額の決定について |
菊池勝男組合長挨拶

総代会の開催に際して、一言あいさつ申し上げます。
本来ならば総代の皆様に多数ご出席を頂いて行うのが望ましいのですが、コロナの影響がまだあるという判断で、この様な形での開催となりました。
日頃より来賓の皆様にはご支援・ご指導を頂いて私どもは組合活動を続けられており、感謝申し上げます。
本年は、三根店と大賀郷店の統合を行い、本店の前に新店舗を新築・開店することが出来て、本日はこれにあたってご尽力を頂いた業者の皆様に、後ほど感謝状を贈呈することにしております。
また本日のご来賓の中でも、先日都議会議員選挙で再選を果たされた三宅議員が見えています。
昨年も三宅先生と共に私どもが東京都を訪問した後に、ご支援を頂いており、どうにか新店舗の建設資金調達が出来ております。
今後、稼いで返さなくてはいけない部分もありますが、諸物価高騰など厳しい情勢の中で、内憂外患で起死回生の手は打てない状態であります。
農協全体を見ても、農林中央金庫の赤字については聞かれることもありますが、我々の遥か上の方で行われている話で、なかなか分からない訳であります。
また、米の問題についてもいろいろと言われており、農協を潰すのかという噂も出ていますが、これについては根本的に間違っていると思っています。
農協というのは、買取販売ではなくて委託販売が基本にあり、零細な農家が集まって力を合わせるというのが農協の目的であるし、このところ協同組合原則を離れたところの発言が多くて、奇異に感じているところであります。
都市部の農業の様に庭先販売など、農協を通さない形もありますが、我々は農家から生産物を集めて、海上・陸上の流通を通して市場等と取引しているのであり、この様な地方の農協の形は残していかなくてはいけないと自負しています。
国が様々な改革を推進していますが、それが本当に国民のためになっているのか、例えば郵政の民営化が外資や投資家の買収を招きかねないとの懸念を、我々が心配しても仕方のないことかもしれませんが、いずれにしても農協を残さなければ、農業振興も出来ないと思います。
私も40年以上農協にいる訳でありますが、皆様におかれましても、島の農業や島全体の将来を考えて頂き、若い人に次を担って頂きたいと思っております
本来ならば総代の皆様に多数ご出席を頂いて行うのが望ましいのですが、コロナの影響がまだあるという判断で、この様な形での開催となりました。
日頃より来賓の皆様にはご支援・ご指導を頂いて私どもは組合活動を続けられており、感謝申し上げます。
本年は、三根店と大賀郷店の統合を行い、本店の前に新店舗を新築・開店することが出来て、本日はこれにあたってご尽力を頂いた業者の皆様に、後ほど感謝状を贈呈することにしております。
また本日のご来賓の中でも、先日都議会議員選挙で再選を果たされた三宅議員が見えています。
昨年も三宅先生と共に私どもが東京都を訪問した後に、ご支援を頂いており、どうにか新店舗の建設資金調達が出来ております。
今後、稼いで返さなくてはいけない部分もありますが、諸物価高騰など厳しい情勢の中で、内憂外患で起死回生の手は打てない状態であります。
農協全体を見ても、農林中央金庫の赤字については聞かれることもありますが、我々の遥か上の方で行われている話で、なかなか分からない訳であります。
また、米の問題についてもいろいろと言われており、農協を潰すのかという噂も出ていますが、これについては根本的に間違っていると思っています。
農協というのは、買取販売ではなくて委託販売が基本にあり、零細な農家が集まって力を合わせるというのが農協の目的であるし、このところ協同組合原則を離れたところの発言が多くて、奇異に感じているところであります。
都市部の農業の様に庭先販売など、農協を通さない形もありますが、我々は農家から生産物を集めて、海上・陸上の流通を通して市場等と取引しているのであり、この様な地方の農協の形は残していかなくてはいけないと自負しています。
国が様々な改革を推進していますが、それが本当に国民のためになっているのか、例えば郵政の民営化が外資や投資家の買収を招きかねないとの懸念を、我々が心配しても仕方のないことかもしれませんが、いずれにしても農協を残さなければ、農業振興も出来ないと思います。
私も40年以上農協にいる訳でありますが、皆様におかれましても、島の農業や島全体の将来を考えて頂き、若い人に次を担って頂きたいと思っております
出席総代数
総代会は、総代定数321名に対して、本人出席14名、議決権行使書による出席187名、委任状による出席27名、合計228名となりました。


令和6年度の主要な事業活動と成果
Ⅰ.組合の事業活動の概況に関する事項
令和6年度は、東京島しょ農業協同組合から八丈島農協に名称変更がなされた後の第4期目となります。
この期の基本方針を、農業振興と当JAの安定経営実現のため、各課題の解決に向けて具体的な取組みを実行していくこととしました。
方針に基づき、現在行っている事業の着実な実践と、経済事業の収益性向上、コンプライアンス対策と業務改善に取り組みました。
令和6年度の決算は、人件費等の費用削減は計画に沿った形となったものの、共済事業や購買事業における収益減が影響して、事業利益段階で21百万円の赤字となり、経常利益でも3百万の赤字、最終的に当期純損失を11百万円計上することとなりました。
令和6年度は、東京島しょ農業協同組合から八丈島農協に名称変更がなされた後の第4期目となります。
この期の基本方針を、農業振興と当JAの安定経営実現のため、各課題の解決に向けて具体的な取組みを実行していくこととしました。
方針に基づき、現在行っている事業の着実な実践と、経済事業の収益性向上、コンプライアンス対策と業務改善に取り組みました。
令和6年度の決算は、人件費等の費用削減は計画に沿った形となったものの、共済事業や購買事業における収益減が影響して、事業利益段階で21百万円の赤字となり、経常利益でも3百万の赤字、最終的に当期純損失を11百万円計上することとなりました。
Ⅱ.主要な事業活動の内容と成果
(1)事業概況等
主な事業(共済・経済ほか)の活動と成果については、以下のとおりです。
①共済事業
組合員・島民の満足度向上と職員の資質向上に努め、保障ニーズに応えた商品の普及活動に取り組みましたが、共済の新契約につきましては、目標額176,700万円に対して年度末実績額219,300万円となりました。また、長期共済保有高は満期共済契約の解約等により20億円減少して年度末保有高477億円となりました。
②購買事業
取扱量の拡大のために肥料等のセール・キャンペーンに取組みましたが、生産資材・生活物資共に商品の売上が低迷した状況と、世界的な原材料価格の高騰により仕入原価や商品価格も高騰し苦慮しましたが、供給高は計画を上回る形となりました。
購買事業全体の供給高は、計画額255百万円に対して年度末実績額261百万円で計画対比102.5%(6百万円増)となりました。
《生産資材》
生産資材の供給高は、計画額170百万円に対して年度末実績164百万円で計画比96.1%(6百万円減)となりました。
《生活資材》 生活資材の供給高は、計画額84百万円に対して年度末実績96百万円で計画比113.6%(11百万円増)となりました。
③販売事業
担い手不足や高齢化等による農業生産力の低下が見受けられましたが、農産物の販路拡大や共撰共販促進等に努めました。
販売事業総利益は、計画額24百万円に対して年度末実績額24百万円で計画対比102.9%(70万円増)となりました。
④代理事業
東京都信用農業協同組合連合会の代理店としての業務は、同連合会のご指導とご支援の下、順調に業務を進めることができました。
(1)事業概況等
主な事業(共済・経済ほか)の活動と成果については、以下のとおりです。
①共済事業
組合員・島民の満足度向上と職員の資質向上に努め、保障ニーズに応えた商品の普及活動に取り組みましたが、共済の新契約につきましては、目標額176,700万円に対して年度末実績額219,300万円となりました。また、長期共済保有高は満期共済契約の解約等により20億円減少して年度末保有高477億円となりました。
②購買事業
取扱量の拡大のために肥料等のセール・キャンペーンに取組みましたが、生産資材・生活物資共に商品の売上が低迷した状況と、世界的な原材料価格の高騰により仕入原価や商品価格も高騰し苦慮しましたが、供給高は計画を上回る形となりました。
購買事業全体の供給高は、計画額255百万円に対して年度末実績額261百万円で計画対比102.5%(6百万円増)となりました。
《生産資材》
生産資材の供給高は、計画額170百万円に対して年度末実績164百万円で計画比96.1%(6百万円減)となりました。
《生活資材》 生活資材の供給高は、計画額84百万円に対して年度末実績96百万円で計画比113.6%(11百万円増)となりました。
③販売事業
担い手不足や高齢化等による農業生産力の低下が見受けられましたが、農産物の販路拡大や共撰共販促進等に努めました。
販売事業総利益は、計画額24百万円に対して年度末実績額24百万円で計画対比102.9%(70万円増)となりました。
④代理事業
東京都信用農業協同組合連合会の代理店としての業務は、同連合会のご指導とご支援の下、順調に業務を進めることができました。

