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特産品の農産物
フェニックス・ロベレニー
八丈島では古くから花卉栽培が盛んでした。その中でも全国シェア90%以上を誇るのがフェニックス・ロベレニー、通称「ロベ」は東南アジア原産のヤシ科の常緑低木です。
八丈島に「ロベ」の種が入ったのは大正時代と言われています。
柔らかく光沢のある緑色の葉が幹から広がり、成木は鉢物として人気があり、切葉は花束や生け花用の添え葉として用いられています。
JA八丈島の集荷場には、「ロベ」の他にも、「レザーファン」「ルスカス」など、数種類の切葉が持ち込まれ、検査員の手でサイズや規格別に分けられ、箱詰めされて、全国へ出荷されています。
レザーファン
「レザーファン」は常緑性のシダ植物の一種です。添え葉として花束や盛り花、フラワーアレンジメントなどに使われています。
国内使用量の7割ほどは外国産ですが、東京では伊豆諸島でハウス栽培が行われ、質の高さで人気があります。
ルスカス
「ルスカス」はユリ科の常緑低木で、原産地は南欧とされています。
八丈島では、「ロベ」「レザーファン」に次ぐ切葉品目として栽培され、収穫後の日持ち性に優れることから、生け花などの添え葉として需要が大きくなっています。
あしたば
あしたばはセリ科の植物、「今日、芽を摘んでも明日には芽が出る」と形容されるほど生命力が旺盛であることに由来します。
八丈島などでは昔から若い茎葉が食べられていたが、高い栄養価と滋養強壮効果が健康野菜として注目されて、市場にも流通するようになりました。
加工品としてはお茶や青汁などの飲料に含まれることもあります。
(旬=2月~5月)
八丈フルーツレモン
樹上で完熟させたレモンは一般のレモンと比べて果皮の苦みが少なく、皮ごと美味しく食べられます。
加工食品にも利用され、八丈島の新しいブランド品として流通されています。
(旬=10月~2月)
パッションフルーツ
パッションフルーツはつる性の多年草で、時計の文字盤のような花が咲きます。
果実は内部に小さくて堅い種を多く含み、黄色いゼリー状の果肉と果汁があり、種も食べられます。
芳醇な香りと酸味と甘さが程よい、南国らしい果物です。
(旬=7月~8月)
八丈オクラ
オクラはアオイ科の植物で、日本には江戸時代末期にアメリカから渡来しました。
八丈オクラは通常のオクラよりも大きめで、星形ではなく丸みを帯びているのも特徴です。
八丈島では「ネリ」と呼ばれます。
(旬=7月~8月)
八丈島で秋になると出回るのが早生芋と呼ばれる里芋です。
それから少し遅れて出てくるのが赤芽芋、南京芋と呼ばれる種類で、お正月の料理に良く使われます。
(旬=10月~12月)
観葉鉢物
八丈島の観葉植物栽培は、本格的な導入が昭和30年代から続いており、その時代の需要と他産地との競争に左右されながら、多くの作目の導入を繰り返してきています。
現在残っている鉢物といえば、フェニックス・ロベレニーとケンチャヤシ、カンノンチク、シュロチク、ヒメヤシ、クロツグ、ビロウヤシ、ワシントニア、カナリーヤシ、サバルヤシ、ゴムの木類、ストレリッチア、ドラセナ類、モンステラ、コルディリーネ類、フイリゲットウ、フィロデンドロン類、ポトス、モンステラ、トックリラン、ユッカ・エレファンティペス、チャマエドレア類、ステレオスペルマム、シマトネリコ、シェフレラ類などの大型観葉植物で、他には特殊な種類や品種が残っています。
切り花
切り花は昭和10年前後から多くの品種の導入を繰り返してきましたが、八丈島の切り花として時代を築いてきたものとしては、ストレリッチア・レギネとフリージア、グラジオラス、スイセン等の球根切り花などがありました。
観葉鉢物同様、その時代の需要と他産地との競争の中で、切り花栽培は激減していますが、現在ではストレリッチア・レギネ、フリージアをはじめ、新しい作目としてサンダーソニアなど一部の人たちが栽培しており、生産者自らが、さらに新しい種類・品種の導入と研究に取り組んでいます。
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